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急性リンパ芽球性白血病 : ウィキペディア日本語版
急性リンパ性白血病[きゅうせいりんぱせいはっけつびょう]

急性リンパ性白血病(きゅうせいリンパせいはっけつびょう、 acute lymphoid leukemia: ALL)とは、白血病の一種。
== 概要 ==
リンパ球系の細胞が腫瘍化し、分化成熟能を失う疾患でのうち、骨髄に腫瘍細胞が浸潤し、末梢血中にも腫瘍細胞が認められるものが急性リンパ性白血病と呼ばれる。ただし急性リンパ性白血病でも腫瘤を形成することがある一方、悪性リンパ腫でも白血化という末梢血へのリンパ腫細胞の出現が認められることがある。つまり腫瘍化したリンパ球系細胞は白血病にも悪性リンパ腫にもなりうるのである。このためWHO分類第3版・第4版〔Swerdlow SH, et. al WHO classification of Tumours of Haematpietic and Lymphoid Tissue. IRAC Press, Lyon, 2008〕では、両者を区別しないことになった。
しかしながら、「骨髄に腫瘍細胞が浸潤し、末梢血中にも腫瘍細胞が認められる」病態は、臨床症状も含め急性白血病としてふるまうため、この病名は使用されている。
急性リンパ性白血病では、フィラデルフィア染色体(Ph)t(9;22) という染色体異常がみられる場合があり、成人患者で多く約4人に1人(15~30%)の割合で見られフィラデルフィア染色体(Ph)陽性急性リンパ性白血病と呼ばれる。
小児白血病の多くは急性リンパ性白血病である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「急性リンパ性白血病」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Acute lymphoblastic leukemia 」があります。



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