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急性低音障害型感音難聴 : ウィキペディア日本語版
急性低音障害型感音難聴[きゅうせいていおんしょうがいがたかんおんなんちょう]

急性低音障害型感音難聴(きゅうせいていおんしょうがいがたかんおんなんちょう、acute low-tone sensorineural hearing loss :ALHL )とは低音域の聴覚障害を呈する難聴の一種である。
本文ではALHLと略称して述べる。

== 病態 ==

ストレスや疲労が発症の誘因になること、症状を反復しやすいこと、比較的難聴の予後が良好なことなどがALHLの特徴とされている。また、メニエール病と同様にグリセロールテストに反応することが多いことから、内リンパ水腫がその病態の1つである可能性も考えられている。現在、ALHLは低音域と高音域の聴力レベルの差により診断されるが、急性音響外傷外リンパ瘻など、原因の明らかな疾患も同様の低音障害型難聴を呈することがあることから、突発性難聴と同様に本疾患もいくつかの疾患により生じる症候群として捉えるべきである。
ALHLは、
* 原因不明
* 急速または突発発症
* めまいを伴わない低音障害型感音難聴
と定義され、その臨床的特長として、
* 20~30歳代の若年者女性に好発
* 自覚症状としては、耳閉塞感が最も多く、その他、耳鳴、難聴、自声強調などがある
* 一側性低音障害型難聴
* 聴力予後が比較的良好である
ことが挙げられている。
ALHLと鑑別診断上問題となるのはメニエール病、特にめまいを伴わない蝸牛型メニエール病の初期と低音障害型の突発性難聴である。これらの疾患と狭義のALHLとの鑑別は難しく、それぞれの診断基準から考えてもこれら3疾患にはオーバーラップがあるものと考えられ、このことを考慮した治療方針が必要である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「急性低音障害型感音難聴」の詳細全文を読む



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