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急須(きゅうす、英語 Teapot)は、茶をいれて注ぐ際に使用される道具。乾燥させた茶葉を入れ、湯を注いで茶葉が開くのを待ち、傾けて茶を茶碗などに注ぐ。日本の急須は薬缶(やかん)と異なり、直接火に掛けないのが特徴である。 または、ティーポット()ととも呼ばれる。 == 概要 == 中国で発明され、茶を飲む習慣がある文化圏、とりわけアジアでは古くから使用されている。日本では江戸後期に上方より江戸に伝わった。「きびしょ(急焼、急尾焼)」とも呼ばれた。 また紅茶を飲む西欧、ことにイギリスでも17世紀頃から使われた。 湯沸しに用いられるやかんは、漢字表記では「薬罐」となることからも分かるように、元来は薬湯を煎じ出すための器具である。 日本独自の横手急須は、本来中国で湯沸しとして用いられていたものを、茶をいれる道具に転用したものとされる〔小川後楽『煎茶器の基礎知識』光村推古書院 1986年〕。 各喫茶文化圏で独自の発達も見られ、それぞれ補助的な道具が付随することがある。 たとえば日本では玉露などの低温の湯でいれる茶葉が発達したため「湯冷まし」を併用することも多い。 また紅茶ではミルクと砂糖を加える関係から、クリーマー、シュガーボウル(蓋がある場合はシュガーボックス)が備えられ、ティーポットと合わせ、これら3点セットを「ティーサーヴィス」と呼ぶ。 もともと、中国や日本では、粉末にした茶を茶碗で立てる抹茶が行われ、現在も日本の茶道として残っている。製茶法が抹茶から葉茶に代わっても鍋で直接茶を煮出して飲用していた。このほか、茶碗に直接茶葉と湯を入れる方法、またサモワールで茶を沸かす方法など、急須を用いない喫茶法も多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「急須」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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