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恋のグンギン・ナイト : ウィキペディア日本語版
恋のグンギンナイト[こいのぐんぎんないと]

恋のグンギンナイト』は、1979年(昭和54年)にリリースされる予定であった日本のロックバンド近田春夫&ハルヲフォンのラストシングルである。未発売に終わった。
== 概要 ==
本シングル表題曲『恋のグンギンナイト』は、当時、近田春夫がレギュラー出演していた『近田春夫のオールナイトニッポン』(火曜2部: 1977年10月 - 1979年3月、金曜1部: 1979年4月 - 同年9月〔「オールナイトニッポンのパーソナリティ一覧」の項の記述を参照。〕)の放送中で、ハルヲフォンのメンバーの高木英一とともに、何度も執拗に歌っていた曲である。同番組中に、「売れ線」を思い切り狙った楽曲である、これをシングル発売する、と近田はアナウンスしていたが、実現には至らなかった。本シングルが発売されていれば、ラストシングルとなったわけだが、事実上、『きりきりまい』(1978年)が最後のシングルとなった〔「きりきりまい」の項の記述を参照。〕。
おなじくハルヲフォンのメンバー・恒田義見の回想によれば、同曲は、メンバーがビリヤードをしながら愛唱した楽曲であり、近田の作詞作曲した楽曲というよりも、同世代の深層心理の幻影がかたちになったものだという〔恒田義見の公式ブログ「ROCK'N ROLL MY WAY」内の「ハルヲフォン誕生 」(2008年12月14日付)の記述を参照。〕。同曲のエッセンスには、守屋浩のヒット曲『夜空の笛』(作詞・作曲浜口庫之助日本コロムビア1962年/昭和37年)と、『エチオピア国歌』として当時の日本に流布されていた俗謡があった〔。この通称『通称・エチオピア国歌』は当時あるいはかつてのエチオピア国歌と定めていた楽曲とも、もちろん現在の同国が1992年(平成4年)に国歌と定めた『親愛なる聖エチオピア』ともまったく無関係で、唐沢俊一によれば、日本の大正期の芸術運動「MAVO」が『通称・エチオピア国歌』の成立に関与しているのではないか、という説があるという〔テレビ番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)の2004年9月17日放送分での唐沢俊一の発言から。〕。
具体的な歌詞に関しては、守屋の『夜空の笛』の歌詞と、『通称・エチオピア国歌』の歌詞を参照。また「グンギン」の由来は、当時、ハルヲフォン内では少なくとも、流行っていた言い回しのようである〔。この楽曲は、現在もなお音源化されてはいない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「恋のグンギンナイト」の詳細全文を読む



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