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TTT図 (TTTず、)とは、縦軸に温度を、横軸に対数目盛りで時間をとることで、温度と時間による鋼の組織の変化を示した図である。共析鋼の炭素含有率で示されたものが一般的である。S曲線、恒温変態曲線 () などの呼び方がある。 == 線の意味 == TTT図は以下の線からなっている。 ; a) : オーステナイトの変態線(727℃にある水平な線) ; b) : パーライト変態開始を示す線(左側の曲線の550℃あたりより高い温度の部分) ; c) : パーライト変態の終了を示す線(右側の曲線の550℃あたりより高い温度の部分) ; d) : 曲線の鼻(曲線の550℃あたり) ; e) : ベイナイト変態開始を示す線(左側の曲線の550℃あたりより低い温度の部分) ; f) : ベイナイト変態終了を示す線(右側の曲線の550℃より低い温度の部分) ; g) : マルテンサイト変態開始を示す線(下から2番目の線) ; h) : マルテンサイト変態終了を示す線(最も下にある線) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「TTT図」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Isothermal transformation diagram 」があります。 スポンサード リンク
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