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『恨ミシュラン』(うらみしゅらん)は、西原理恵子と神足裕司が執筆していたグルメレポート漫画。 『週刊朝日』誌上で14年間続いた「デキゴトロジー」を終了し、約2年間連載され、後に単行本・文庫本化されている。全106回。 キャッチコピーは「死んだって二度と行かない!」「とっくにつぶれるこんな店!」〔文庫の帯より。前者が上巻、後者が下巻。〕。 ==概要== 「恨ミシュラン」の題は「恨み」と「ミシュラン」を繋いだだけである(上巻巻末)。その名から想像がつくとおり、人気の料理店や有名な高級レストランを本音で評価することを目的としたグルメリポートである。店舗ごとに漫画と評論が掲載されており、漫画部分は西原が、評論部分は神足が担当した。通常は良い面しか評価しないグルメレポにおいて、マイナス評価を積極的に行う作品として人気を得、単行本・文庫化もされている。マイナス面をあげつらうばかりではなく、西原独特のネタも豊富である。 ミシュランのように点数評価があり、西原・神足それぞれが採点する。これを「恨ミ度」と称する。恨ミ度は恨み顔の数で採点し、五つ顔満点で顔が多いほどマイナスの評価である(イラストは、西原は羽をむしられた鳥、神足は口から火を噴く。#99~#101のみ星の数)。実際の採点では、顔がひとつも付かない高評価の店、五つ顔をオーバーする(西原のみ)低評価の店、西原自身点数がつけ難かった店など西原と神足で評価が大きく異なる店などがあった。 西原が「合格」マークを付けた店は連載序盤の1店舗のみである(当然「恨ミ度」はゼロ)。しかもそれも「よく考えれば普通の店。こんな店が珍しいなんて、東京って本当にレベル低い」という但し書きが添えられている。それとは逆に、最も酷かったと思われるある店に対しては、「うまいまずい以前の問題だ! 小学校から礼法をやり直せ。大阪じゃとっくにつぶれるぜこんな店」と罵っている。 なお、単行本・文庫版共に、発行時点ですでに閉店した店についてはそれを示すマークが付記されているが、本作の性質上、単行本では健在だった店も、その何割かが文庫版発行時には閉店しており、非常に多くの「閉店マーク」(羽をむしられた鳥の姿となっている西原が十字架を持っている)がついている。 2010年に放送された、西原理恵子のエッセイを原作としたドラマ『崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な「カネ」の話~』で、「恨ミシュラン」をモデルとした「恨めし屋」の連載を始めるエピソードが登場している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「恨ミシュラン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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