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悪魔の詩訳者殺人事件[あくまのうたやくしゃさつじんじけん]
悪魔の詩訳者殺人事件(あくまのうたやくしゃさつじんじけん)は、1991年7月11日に発生した未解決殺人事件である。 2006年7月11日に公訴時効が成立し、未解決事件となった。 == 概要 == 1991年7月11日、筑波大学の五十嵐一助教授が大学のエレベーターホールで刺殺され、翌日7月12日に発見された。現場からO型の血痕(被害者の血液型ではないため、犯人の血液型とされた)や犯人が残したとみられる中国製カンフーシューズの足跡(サイズ27.5cm)が見つかった。 五十嵐助教授は1990年にサルマン・ラシュディの小説『悪魔の詩』を日本語に翻訳している。1989年2月にイランの最高指導者のルーホッラー・ホメイニーは反イスラーム的を理由に「悪魔の詩」の発行に関わった者などに対する死刑宣告を行っていたため、事件直後からイラン革命政府との関係が取り沙汰されていた。 15年後の2006年7月11日、真相が明らかにならないまま殺人罪の公訴時効が成立し未解決事件となった。外国人犯人説が有力なこの事件では、実行犯が国外逃亡したと仮定した場合は公訴時効は成立していないことになるが、警察は証拠品として保管していた被害者の遺品を遺族に返還している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「悪魔の詩訳者殺人事件」の詳細全文を読む
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