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情報モデル[じょうほうもでる]
ソフトウエア工学における情報モデルは、対象領域のデータ意味論(data semantics)を記述する、概念、関係性、制約、ルール、及び算法の表現である。それは、その領域の文脈における情報要求の共有、安定性、及び組織化された構造を提供する。〔Y. Tina Lee (1999). "Information modeling from design to implementation" National Institute of Standards and Technology.〕 == 概要 == 一般的に「情報モデル」という用語は、設備、ビルディング、プロセス・プラント、等の個々の『もの』のモデルのため使われる。それらの場合、その概念は、設備情報モデル(Facility Information Model)、ビルディング情報モデル、プラント情報モデル、等に専門化される。そのような情報モデルは、その施設についてデータやドキュメントとその施設のモデルとの統合である。 ソフトウエア工学やデータ・モデリングのフィールド内で、情報モデルは、それらの特性、関係性、及びそれらの上で実施され得る操作を含むエンティティ・タイプの抽象化された形式表現である。そのモデル内のエンティティ・タイプは、ネットワークにおけるデバイスのような実世界のオブジェクトの種類かもしれないし、あるいはそれらが、請求システムで使われるエンティティのような、抽象化されるべきそれら自身かもしれない。典型的に、それらは、エンティティ・タイプ、特性、関係性、及び操作の閉じられたセットによって記述され得る制約されたドメインをモデル化するのに使われる。 情報モデルは、ソフトウェアにおける実際の実装にどのようにマップされるかを制約することのない、問題領域の記述への形式主義を提供する。その情報モデルへのマッピングは多数存在するかもしれない。そのようなマッピングは、それらがUML、オブジェクト・モデル(object model)、エンティティ・リレーション・モデル、あるいはXMLスキーマ等のいずれを使っているかに関係なく、データモデルと呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「情報モデル」の詳細全文を読む
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