翻訳と辞書 |
愛の眼鏡は色ガラス[あいのめがねはいろがらす]
『愛の眼鏡は色ガラス』(あいのめがねはいろがらす)は、安部公房の書き下ろし戯曲。32景から成る。精神病院を舞台に、医者と患者、外からやって来た全共闘の学生らが絡み合うコメディ風な物語。テンポの早いセリフに乗った笑いあふれる趣の中にも、誰が本当の医者か患者か定かでない状況を通じ、「正気」の根拠を鋭く問い、不安な現代社会の状況を描いた作品である〔「カバー解説」(文庫版『緑色のストッキング・未必の故意』)(新潮文庫、1989年)〕〔安部公房「芝居に打ち込む安部公房――談話記事」(東京中日新聞 1973年5月8日号に掲載)〕〔ドナルド・キーン「解説」(文庫版『緑色のストッキング・未必の故意』)(新潮文庫、1989年)〕。 1973年(昭和48年)5月15日、新潮社より単行本刊行され、同年6月4日に安部自らの演出で、田中邦衛・仲代達矢・井川比佐志共演により西武劇場で初演された〔「作品ノート24」(『安部公房全集 24 1973.03-1974.02』)(新潮社、1999年)〕。 == 主題 == 安部公房は、内容の掴みにくい『愛の眼鏡は色ガラス』のテーマについて、以下のように説明している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「愛の眼鏡は色ガラス」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|