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感染性心内膜炎[かんせんせいしんないまくえん, かんせんせいこころないまくえん]
(Infective endocarditis)は、心臓の内側に細菌が感染し、これによる心臓弁の穿孔等の炎症性破壊と菌血症を起こす疾患。「亜急性細菌性心内膜炎:Subacute Bacterial Endocarditis:SBE」などとも呼ばれていたが、細菌以外(真菌などの微生物)も原因となるので、この名となった〔細菌性心内膜炎 - MyMed 医療電子教科書 〕。''(Infective endocarditis)は、心臓の内側に細菌が感染し、これによる心臓弁の穿孔等の炎症性破壊と菌血症を起こす疾患。「亜急性細菌性心内膜炎:Subacute Bacterial Endocarditis:SBE」などとも呼ばれていたが、細菌以外(真菌などの微生物)も原因となるので、この名となった〔細菌性心内膜炎 - MyMed 医療電子教科書 〕。 == 概念 == 多くの場合、大動脈弁閉鎖不全症(AR)や僧帽弁閉鎖不全症(MR)、あるいは心室中隔欠損症(VSD)や動脈管開存症(PDA)のように、血流ジェットを生じる疾患を有することが素地となる。また、弁置換後や、チアノーゼ性の複雑な先天性心疾患(ファロー四徴症など)の患者も高リスク群とされている。 しばしば抜歯、あるいはカテーテル処置などにより、循環血液中に細菌が侵入する(菌血症)ことが契機となる。このとき、上記のような素地となる疾患によって血流ジェットが生じ、心内膜が傷ついていた場合、ここに付着した細菌が感染巣(疣贅)を形成し、を引き起こすこととなる。起炎菌としては、口腔内常在菌である緑色連鎖球菌や黄色ブドウ球菌が多く、弁尖などを破壊することによる心不全がもっとも危険である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「感染性心内膜炎」の詳細全文を読む
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