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慢性腎臓病(まんせい・じんぞうびょう、)とは、慢性経過の腎不全について、その未病状態から末期までを包括する概念。 == 概要 == 慢性経過の腎臓病については、古くより慢性腎不全(CRF)という概念が使われてきた。しかし、CRFにまで至らない未病状態であっても、心血管疾患(CVD: CardioVascular Disease)が併発するリスクは高く、また、容易にCRFにまで発展することから、より大きな概念として提唱されたのが慢性腎臓病(CKD)である。 CKDの定義は、 # 尿検査、画像・病理診断や身体所見などにおいて、血液腎障害を示唆する所見が明らかである。特にタンパク尿 # 糸球体濾過量(GFR)が60 mL/min/1.73m2未満に低下している。 のいずれか、または両方が3カ月以上持続することである。原疾患、GFR区分、蛋白尿区分によって、下表のようにステージ分類されステージが上昇するほどリスクは上昇する。 CKDステージ3以上の患者は、20歳以上の日本人においては約1,926万人いるものと推定されている。CKDの概念において、従来の慢性腎不全(CRF)は、その終末期であるステージ5、いわゆる''末期腎臓病''(ESRD: End stage renal disease)として再定義され、CKDの下位概念となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「慢性腎臓病」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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