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慣性モーメント(かんせいモーメント、)あるいは慣性能率(かんせいのうりつ)、イナーシャ とは、物体の角運動量 と角速度 との間の関係を示す量である。 == 定義 == 質点系がある回転軸まわりに一様な角速度ベクトル で回転するとき、質点系の持つ角運動量ベクトル は次のように書ける。 ここで は 番目の質点の質量、 は回転軸上の原点との相対座標である。 この式からわかるように、 は と向きは必ずしも一致しないが、 に比例する。つまり、 は線形変換 により に移される。よって、 は行列により表現することができ、以下のように定義できる。 この定義から、 が対称行列であること、またその成分は二階のテンソルとして変換することがわかる。この二階のテンソル を慣性モーメントテンソル、または簡単に慣性テンソルと呼ぶ。 また、、、 を(それぞれ 、 、 軸に関する)慣性モーメント係数()と呼び、 、、 は 慣性乗積()と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「慣性モーメント」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Moment of inertia 」があります。 スポンサード リンク
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