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慣用表現 : ウィキペディア日本語版
イディオム

イディオム(、、)とは、単語における一定の配列での連結の総称である。言語の類型によっては、単語に準ずる形態素表意性を持つ文字がこの役割を担うこともある。この連結によって、慣習的に用例と意味が固定しており、字面から意味を推測できないことも多い。
一般的には、日本語の「目がない」、英語の“beat around the bush”(遠まわしに言う)、“hit it off”(気が合う)などの類がイディオムとみなされる。文字通りの意味にしかならない「本を読む」などは、イディオムではない。
日本語では、慣用句、慣用語、慣用語句、慣用表現、慣用連語成句熟語などと訳されることもあるが、それぞれに異なったニュアンスを有している。なお、日本言語学会日本英語学会は“idiom”を一意に「慣用句」と訳している〔国立情報学研究所「オンライン学術用語集 」2009年4月10日閲覧〕。
なお、日本における英語教育で「英熟語」と呼ばれる表現は、必ずしもイディオムと言えないものも含まれる。
== 語源 ==
「独特の表現」を意味するギリシャ語のに由来する単語である〔『言語学大辞典』第6巻、pp51-53。〕。これに由来する単語は、しばしばこの項目で解説する意味と違う意味が含まれる場合があるので注意が必要である〔。例えば、英語における“idiom”という単語は「言葉遣い」「方言」「その言語らしさ」「作風」などという意味も含む。また、フランス語における“idiome”という単語は、単に「個別の言語や方言」といったことを意味する方が一般的である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イディオム」の詳細全文を読む



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