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憲兵と幽霊[けんぺいとゆうれい]
『憲兵と幽霊』(けんぺいとゆうれい)は、1958年公開の日本映画である。中川信夫監督、新東宝製作・配給、白黒映画、新東宝スコープ、8巻 / 2,046メートル(1時間15分)。 == 概要 == 『憲兵とバラバラ死美人』(1957年、並木鏡太郎監督)のヒットを受けて同傾向の作品を作ってほしいと大蔵貢から依頼を受けた中川信夫が「売国奴と愛国者」というテーマを出して〔『インタビュー 全自作を語る』、p.215。〕、石川義寛が脚本化した作品である。『憲兵とバラバラ死美人』同様、天知茂と中山昭二が主演している。怪談の味つけをされた憲兵隊の内幕ものというキワモノながら、軍隊という強者とそれに翻弄される一兵士とその家族という弱者、そして軍隊やそれに支配されたマスコミの流す情報に翻弄されて弱者を苛める無責任な大衆という多様な視点から戦時中の世相を描いている。元々は硬派な軍事サスペンスであったが、大蔵が強引に怪談要素を盛り込ませたという。 天知茂がはじめて中川信夫作品に主演した作品である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「憲兵と幽霊」の詳細全文を読む
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