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憲政記念館(けんせいきねんかん)は、東京都千代田区永田町一丁目にある、日本の議会政治に関する展示施設。国会議事堂に隣接する国会前庭内に建つ。館は衆議院事務局の管轄である。 == 概説 == 1960年に建てられた尾崎行雄(衆議院名誉議員)を記念する「尾崎記念会館」を母体に1970年の日本における議会政治80周年を記念して設立され、2年後の1972年に開館した。 資料展示をするほか、特別展・講演会などが催されている。 元憲政記念館主幹の伊藤光一と元東大教授の伊藤隆によれば、憲政記念館は近代日本政治に関する多数の貴重資料(樺山資紀・鈴木隆夫・重光葵関係等々)を所蔵しているが、未整理・非公開のまま放置されているものが多い。また閲覧の制度がきちんと整備・運用されていないため、研究者の資料利用に大きな支障をきたしている。特別展等の準備に追われて整理する時間がなく、その間に職員も入れ替わって行くため、貴重資料を収集しておきながら杜撰な管理体制下にあると問題視されている〔科学研究費成果報告書 「日本近代史料に関する情報機関についての予備的研究」(基盤研究(B)(1)、平成 9・10 年度、研究代表伊藤隆、課題番号:09490005)内、伊藤光一氏談話(1998年3月19日)197-200頁。http://kins.jp/pdf/10ito_k.pdf〕。 江戸時代には、大老職を務めた井伊直弼(彦根藩)の上屋敷がここにあった。また戦前は陸軍省、参謀本部、陸地測量部(国土地理院の前身)があった場所である。 2003年には、『尾崎記念会館』としてDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「憲政記念館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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