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憲法制定国民議会[けんぽうせいていこくみんぎかい]
憲法制定国民議会(けんぽうせいていこくみんぎかい、)とは、1789年、フランス革命の直前に全国三部会から離脱した第三身分が中心となって形成された議会で、憲法の制定まで解散しないことを「球戯場の誓い」で決議した。 当初は国民議会と称し、まもなく憲法制定国民議会と改称された。憲法制定議会とも呼ばれる。 中世以来の身分制議会である三部会と異なり、近代議会としての性格を有する。1791年憲法を成立させて憲法に基づく選挙を実施し、1791年9月30日に議会を解散して、次の立法議会が成立した。 == 歴史 ==
=== 成立過程 ===
全国三部会において、議決方法などをめぐる第三身分(平民)と第一・二身分(聖職者、貴族)との対立が深まった。そのため、第三身分(彼ら自身はコミューンと称した)は、1789年6月17日にアベ・シェイエスのもとで国民議会の成立を宣言した。しかし、下級聖職者らが合流に合意したほかは特権階級の支持をえることができず、国王政府も国民議会の弾圧を図った。これに対して国民議会の勢力は屈服せず、6月20日の「球戯場の誓い」などを通じて徹底抗戦の構えをとった。国民議会と国王政府の深刻な対立を懸念した国王も、国民議会を承認せざるをえなくなり、聖職者の多くと貴族の一部が国民議会に合流した。その後、国王の勧告に従って残りの勢力も国民議会に加わり、混乱は一旦収拾された。7月9日には憲法制定国民議会と改称され、憲法制定の準備を行うことになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「憲法制定国民議会」の詳細全文を読む
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