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憲法普及会(けんぽうふきゅうかい)は、1946年12月1日、GHQの指導により、貴族院・衆議院の両院と政府が、帝国議会内〔新憲法の普及徹底|再建日本の出発−1947年5月 日本国憲法の施行− 国立公文書館 〕に創設した〔憲法普及会の活動 | 日本国憲法の誕生 国立国会図書館 〕日本国憲法を普及するための団体。 ==概略== 1946年12月1日帝国議会内に設置。会長に衆議院の憲法特別委員長だった芦田均、副会長に金森徳次郎(憲法問題担当国務大臣)、理事長に林譲治(内閣書記官長)、理事に宮沢俊義、鈴木安蔵、末川博、河村又介、田中二郎、横田喜三郎、清宮四郎、浅井清らの学者のほか、入江俊郎(法制局長官)、山浦貫一(読売新聞記者)などが選出された〔高見勝利「解説」同(編)『あたらしい憲法のはなし他二篇』(岩波現代文庫、2013年)を参照〕。帝国議会廃止後は文部省社会教育局が管轄する同省の外郭団体となり、各都道府県の支部があった。 法学者らを講師として、公務員に対する研修を行った。1947年2月15日から5日間、同会主催の憲法普及特別講習会が開催され、各省庁等から推薦を受けた職員約700名以外にも、東京帝国大学の学生に対しても特別に傍聴を許可したことにより、毎日、1,000人を超える受講者が詰めかけた〔。また、各地の一般向け講演会も開催した。 さらに、新憲法に関する懸賞論文の募集、楽曲、カルタ、出版物の制作と普及などを主な事業とした。同会の資金・企画により〔【憲法を歩く 施行60年】第1部 焦土から生まれた希望 <上>消えた官製音頭 『お上』の旗振り不発 2007年5月3日 〕劇映画なども製作された。 1947年6月20日の閣議決定「新日本建設国民運動要領」〔日本と世界の議会・法令・官庁資料(議会官庁資料室) 新日本建設国民運動要領 国会図書館 〕で、憲法普及会と同会を主体とした、日本国憲法に基づく政治教育運動の推進がうたわれた。 1947年11月3日、新日本建設国民運動、民主政治教育連盟等とともに、「平和祭」を実施〔衆議院会議録情報 第1回国会 文化委員会 第11号 〕。 1947年末解散したが、同会編名義の刊行物が一般の出版社から1948年になっても出回っている〔国立国会図書館 NDL-OPACによる〕。1947年8月25日、国会議員らによって民主政治教育連盟(日本教職員組合関連の現在の政治団体とは別)が発会し、同会の活動を引き継ぐ〔日本社会党吉川兼光議員の発言 ">1947年8月21日第1回国会 衆議院議院運営委員会 第16号 日本社会党吉川兼光議員の発言 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「憲法普及会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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