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長陽堂安知[ちょうようどう あんち] 長陽堂 安知(ちょうようどう あんち、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。 == 来歴 == 懐月堂安度の門人。長陽堂、音雪、貞布舎、冬信と号す。「安知」の正確な読みは不明で「やすとも」とも読まれる。安度の門人の中で唯一、画名に「安」の文字を使用し、また長陽堂という堂号を用いていることから単なる弟子ではなく、安度の兄弟または子などの血縁者だったのではないかといわれている。宝永から延享の頃にかけて活躍し、大判の墨摺絵(あるいは丹絵)8点と肉筆浮世絵の美人画の作を残す。墨摺絵(丹絵)の版元は大伝馬町二丁目東横町の丸屋が6点、伊賀屋1点、未詳1点である。版画のときには「日本戯画懐月末葉安知図」、「安知」と款し、肉筆画では専ら長陽堂を称し、「日本戯画」の落款を入れる。また俳諧もたしなみ、享保から延享にかけて江戸で出された句集に句と挿絵を音雪、貞布舎音雪、冬信の名で載せる。生没年は不明だが、延享3年(1746年)以降に出された句集にその名と絵が見出せないので、延享3年からしばらくして死去した可能性が指摘されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長陽堂安知」の詳細全文を読む
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