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浮遊物質[ふゆうぶっしつ] 浮遊物質(ふゆうぶっしつ、suspended solids)とは、水中に浮遊する粒子径2 mm以下の不溶解性物質の総称である。日本では水質指標の1つとされており、重量濃度(mg/L)で表される。懸濁物質(けんだくぶっしつ、suspended substance)とも呼ばれる。通常、SSと略される。 == 概要 == 浮遊物質(SS)を多く含む水は透視度が下がり、太陽光が遮られることによって藻類の光合成が阻害される。また、汚濁の進んだ水では有機態のSSの比率が高くなり、その有機物の分解に溶存酸素が消費されるため生態系に大きな影響を与える。 日本では、公共用水域における生活環境の保全に関わる環境基準、特定事業所に関わる排水基準等により基準値が定められている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「浮遊物質」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Suspended solids 」があります。
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