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戌の満水[いぬのまんすい] 戌の満水(いぬのまんすい)は、1742年(寛保2年)8月に千曲川流域で発生した大洪水である。 == 概要 ==
寛保2年が壬戌(みずのえいぬ)の年にあたるため、被害の大きかった千曲川流域では「戌の満水」と呼ぶ。 長野県佐久地域の千曲川流域では旧暦8月1日(1742年8月30日)の被害が特に大きく、200年以上を経過した現在でもお盆の墓参りとは別に、その犠牲者供養のため新暦の8月1日に墓参をする風習が残っており、かつてはこの日を特別の休日とする企業もあった。 その被害の大きさは、各地の伝承や文書記録、慰霊碑などによって伝えられているが、流域全体で2800人以上の死者を出し、田畑の流出も広範囲に渡る未曾有の大災害だった。 長野市の妙笑寺本堂の柱の記録を元に、長野市と周辺市町村の数カ所には洪水時の水位を示した洪水水位標が建てられている〔千曲川の洪水水位標 国土交通省 千曲川河川事務所〕。また、伝聞によれば、現在の立ヶ花水位観測点付近の水位は、36尺(10.9m)と推定されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戌の満水」の詳細全文を読む
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