|
戎橋(えびすばし)は、大阪市中央区の道頓堀川に架かる心斎橋筋・戎橋筋の橋。 == 概要 == 「戎橋」の名前の由来には、 # 今宮戎神社にお参りする参道であったことから。 # 西宮神社の社札が配られたことから。 という2つの説があるが、通常は1つ目の説が有力視されている。江戸時代にはこのルートから西成郡難波村・今宮村を通って今宮戎神社に向かったとされる。 大阪ミナミの繁華街の中心に位置する。北詰は心斎橋筋の南端で心斎橋筋商店街が長堀通まで、南詰は戎橋筋の北端で戎橋筋商店街が難波駅前まで伸び、人通りが多い。とりわけ南西袂にあるグリコサインは有名で観光スポットにもなっており、1日平均20万人(休日は35万人)が戎橋を通行している。 長らく1925年(大正14年)竣工の鉄骨鉄筋コンクリート製アーチ橋が架かっていたが、2007年(平成19年)に現在の橋に架け替えられた〔ミナミのシンボル「戎橋」82年ぶり架け替え完成-記念式典も - なんば経済新聞、2007年11月21日。〕。河岸のとんぼりリバーウォークへ降りるスロープが設置され、橋下には御影石と青銅を用いた先代橋の三連窓壁高欄が取り入れられている。また、観光客などが立ち止まることを考慮して橋上は円形の広場になっている。 1985年、2003年の阪神タイガース優勝時、2001年の大阪近鉄バファローズ優勝時、2002年のサッカーW杯での日本代表勝利時・決勝トーナメント進出時(試合が長居スタジアムだった)にはこの橋から道頓堀川に飛び込む若者が相次いだ。ちなみに2003年の阪神優勝時に飛び込みによる死亡事故が起きたとされているが、実際には事故が起きたのは2日後の事で、欄干に上って川を覗いていた会社員を、何者かが後ろから押したためであった。これを受けて2005年の阪神優勝時には大阪市がフェンスをめぐらして警察官を配置するなど対応をしたが、その目を掻い潜って道頓堀川に飛び込む若者が少数ながら存在した。 その後、橋の老朽化および飛び込みに対する対策などを理由に、架け替えが行われることになり、2003年に公募が行われ、最優秀作品を基に〔新戎橋は“ダイブ不可” 大阪市が最優秀作品発表 - 共同通信、2004年1月14日。〕、前述の通り2007年に架け替えられた。しかし、架け替えた後も、架け替える前と同様、阪神タイガースやサッカー日本代表が重要な勝利をあげた時や年末年始のカウントダウンなどに道頓堀川に飛び込む事例が続いている〔<日本W杯決定>川に飛び込む若者も - 毎日新聞、2013年6月4日〕〔虎党大興奮!道頓堀に延べ約60人が飛び込み!阪神日本S進出で - SANSPO.COM、2014年10月18日〕。2014年・2015年年末年始のカウントダウンで韓国人旅行者による死亡事故が起きているが、これは戎橋から飛び込んだものではなく西隣の道頓堀橋からによるものである。 なお、大阪市外など一部の人々の間には「戎橋」が「心斎橋」だと誤解している人もいるが、これは誤りである。 先代橋時代にはナンパスポットとしても有名だったことから、「ひっかけ橋」という異名がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戎橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|