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戦国策[せんごくさく] 『戦国策』(せんごくさく)は、前漢の劉向の撰になり、戦国時代の遊説の士の言説、国策、献策、その他の逸話を国別に編集し、まとめ上げた書物。全33篇。「戦国時代」という語はこの書に由来する。
== 成立 == もともと『国策』『国事』『事語』『短長』『長書』『脩書』といった書物があったが、これを前漢の劉向(紀元前77年~紀元前6年)が33篇の一つの書にまとめた〔常石茂訳『戦国策 3』「解題」(pp. 290-293)〕。後漢の高誘がはじめて注釈をつけたが、8篇分しか現存しない〔。隋~宋代に異本が多く出て篇数に混乱をきたしたため、唐宋八大家のひとり曾鞏が再校訂を行い33篇にまとめ直したが、これが現行のテキストである〔。曾鞏の系統以外には、宋代の鮑彪が国の分類と年代順序を厳密にし、本文にも大胆な校訂を施した10巻本がある〔。 日本では古くは9世紀後半の藤原佐世『日本見在書目録』に書名が記録される〔。江戸時代には広く読まれ、林羅山が訓点本を作成するなど多くの漢学者が校注を施したが、中でも横田惟考の『戦国策正解』が定本となった〔。 長沙の馬王堆漢墓から出土した帛書には戦国策と類似したものがあり、『戦国縦横家書』と名付けられた。
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