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戦国自衛隊1549(せんごくじえいたい1549)は、角川映画制作の日本映画。配給は東宝。原案は半村良、原作は福井晴敏。2005年(平成17年)6月11日に日本で全国公開された。 1979年(昭和54年)の『戦国自衛隊』のリメイク的な作品であるが、原作が違うため前作とはストーリー、キャラクターともにかなり異なる。また、2組目の自衛隊が故意にタイムスリップするという、続編的な側面もある。 キャッチコピーは「消滅するのは、歴史か?俺たちか?」 == 概要 == 『戦国自衛隊』のコンセプトを元に福井晴敏がプロットを作り、角川映画が角川グループ60周年記念作品として映画化した。総製作費は15億円〔あらすじ・解説 - 戦国自衛隊1549 ''goo映画'' 2012年8月28日閲覧〕。 主要舞台である「天母城」のオープンセットには2億円〔〔ないし2.2億円〔DVDの特典映像より〕をかけ、陸上自衛隊東富士演習場に建設。日本映画でこれだけの規模のオープンセットが作られたのは、黒澤明の『乱』以来である〔。1979年(昭和54年)に公開された作品は、自衛隊の協力が思うように得られなかったが、本作においては陸上自衛隊の全面協力を得て〔、延べ150両以上の実車を使用しており〔、現役自衛官二百名以上がエキストラとしてラストシーン等に出演している。さらに、本作では、前作の頃には映画製作技術として存在しなかったCGもふんだんに取り入れられた。また、前作で燃料などの補給手段やタイムスリップの原因が説明されなかったのに対し、本作ではそれらが詳細に説明されている。 前作は千葉真一と真田広之による吹き替えなしのスタントと、大規模な戦争も見せ場だったが、今作ではストーリーに力を入れた作品になった。「ロメオ隊がタイムスリップするのは第3特別実験中隊のタイムスリップの2年後」「揺り戻しが起こるのは3日後」などといった設定の一部変更が行なわれた。本作のストーリー性とタイムスリップの詳細な説明が支持された。一方で、歴史への影響をなるべく避けるため実弾は基本的に使わない、戦国時代の人々はなるべく殺傷しないというリアルな設定をとっているが、そのため角川春樹が制作した前作で見られた自衛隊の兵器が戦国時代の人々に対して使われるというシーンが少なく、使われても殺傷は最小限にとどめるので、前作のような戦闘シーンを期待していた一部の観客には不評だった。公開週の興行収入ランキングは1位。興行収入総計は17.1億円だった〔。本作はハリウッド版として再編集されることになり、『Samurai Commando Mission 1549』というタイトルで、アメリカ合衆国など31ヶ国で上映された〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戦国自衛隊1549」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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