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『戦場ロマン・シリーズ』(せんじょうロマン・シリーズ、''BATTLEFIELD ROMAN SERIES'')は、新谷かおるによる第二次世界大戦を舞台とした戦記漫画短編群である。 == 概要 == 本作は、『月刊プレイコミック』(秋田書店)にて1977年から1982年にかけて発表された。戦場のロマンと悲哀をシリアスに、時にはコミカルに描いているのが特徴である。 内容的には師である松本零士が執筆にした「戦場まんがシリーズ(別名:ザ・コクピットシリーズ)の影響が強かったが、後年になるにつれ独自の作風を確立した。後年、新谷のアシスタントを経験している島本和彦も同じく戦場を舞台にした「BATTLEフィールド」シリーズを執筆している。 1973年3月より松本零士のプロダクション「零時社」に入りアシスタントを2年半務めた新谷が、退社後に描きためた原稿を『月刊プレイコミック』に持ち込んだことが本作発表のきっかけとなった〔まんが情報誌『ぱふ』1982年5月号 - 特集:新谷かおる p.8 を参照。〕。『戦後70周年記念ムック 漫画で読む『戦争という時代』』(白泉社、2015年8月)のインタビュー記事に拠れば、原稿を「預からせてくれ」と言ってきた秋田書店編集員に「原稿ではなくコピーを持って帰ってくれ」「1週間以内に返答が無い場合は、他社(小学館、講談社など)に持ち込む」と半ば脅しをかけて、連載を取っている。 単行本は1979年8月から1982年12月にかけて秋田書店サンデー・コミックスとして全8巻にて刊行。その後、1988年にハードカバーの豪華版(全5巻)、1996年に文庫版(全5巻)が出版されている。2015年には小学館から戦後70周年出版企画としてコンビニムック版が発売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戦場ロマン・シリーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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