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『名探偵コナン 戦慄の楽譜』(めいたんていコナン せんりつのフルスコア)は2008年4月19日に公開された日本のアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第12作目にあたる。上映時間は115分。興行収入は24億2000万円〔。 キャッチコピーは「この歌声を、消させはしない。」「この指が奏でるのは、真実を導く旋律(しらべ)…」。 第32回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品。 == 概要 == 「旋律」とかけて「戦慄」がタイトルに含まれる本作は「音楽」がメインになっており、「アメージング・グレイス」をはじめ、「チェロソナタ第3番」、「アヴェ・マリア」、「トッカータとフーガ ニ短調」、「アヴェ・マリア」、「主よ、人の望みの喜びよ」、「オラトリオ『メサイア』〜彼は羊の群れを養い」、「シャコンヌ ト短調(ヴィターリ)」などが演奏されている。 主人公・江戸川コナンとゲストキャラクターの秋庭怜子がメインで活躍するため、コナン以外のレギュラーキャラクターの活躍は全体的に抑えられている。また、ポスターにゲストキャラクターが描かれたのは本作の秋庭怜子と、第4作『瞳の中の暗殺者』に登場して以降2回登場している、警視庁刑事部の部長・小田切敏郎だけである。作中には前作『紺碧の棺』に続いて工藤新一と毛利蘭の過去のエピソードも織り込まれており、中学生時代に起きた2人の喧嘩の詳細が描かれている。 帝丹小学校の校歌が初披露され、コナンのクラス全員が揃って歌うシーンが描かれている。その後、校歌はドラマCD「名探偵コナン・キャラクター・ソング集 帝丹小学校に全員集合!!」に収録された。ドラマCDではコナンたちの他、毛利蘭役の山崎和佳奈・鈴木園子役の松井菜桜子も参加している。 ニュースキャスターなどが端役で出演することは第1作『時計じかけの摩天楼』からあったが、本作からは著名人がゲスト声優として出演するようになり、本作では山里亮太・坂下千里子・西尾由佳理が出演している。ただし、出番は少なく、容疑者役など重要キャラクターで登場するのは次作『漆黒の追跡者』からである。 2015年現在、劇場版『名探偵コナン』シリーズの中で上映時間が最も長い作品である。 DVDは、スペシャルエディション版を含めて2008年11月19日に発売された。また、レンタルDVDにはクイズ形式のプレゼント企画があった。 小説版は、2014年2月26日に小学館のジュニア文庫(小学館ジュニアシネマ文庫)から発売された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名探偵コナン 戦慄の楽譜」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Case Closed: Full Score of Fear 」があります。 スポンサード リンク
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