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戦時猛獣処分[せんじもうじゅうしょぶん]
戦時猛獣処分(せんじもうじゅうしょぶん)とは、戦争時において動物園の猛獣が逃亡して被害を及ぼすのを未然に防止する目的で、殺処分することを言う。 歴史上では、アメリカ軍による本土空襲に備えて第二次世界大戦中の日本で行われた一連の事件が知られており〔中川志郎 『日本歴史大事典』〈2〉 2000年。〕、日本ではこの事件を指すのが慣用である。また、第二次世界大戦時のイギリスおよびドイツでも、逃亡防止のため殺処分が行われた例がある。 他方、危機に際しても殺処分を行わなわなかった動物園もあり、空襲に巻き込まれての死亡例(ベルリン空襲時など)も見られる。別に、食料供給目的で食肉加工用に殺処分を実施した例もある(普仏戦争時のカストルとポルックスなど)。 == 日本における戦時猛獣処分 == 日本では第二次世界大戦中の1943年(昭和18年)以降に、日本各地の動物園で戦時猛獣処分が行われた。この措置は軍ではなく、都道府県や市町村などの行政機関によって命じられた。飼料不足も重なって、多数の飼育動物が戦争中に死亡した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戦時猛獣処分」の詳細全文を読む
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