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戦笠[せんりゅう]
戦笠(せんりゅう)は、中国、朝鮮において武官が着用した帽子である。その材質から氈笠(せんりゅう)ともいう。 フェルト製もしくは毛皮製のつば広の帽子である。 その原型はモンゴル人の装束にあると思われ、中国では元の武官により着用されはじめた。元を打倒した明でも武官の装束として使用され続けたが、清が中国全土を制圧した後、満州人の装束が選択されたことから、中国では廃れることとなる。 朝鮮では西北地域の武官に使用されていたというが、17世紀までは全国的なものでなかった。1618年、明よりの要請で、光海君が姜弘立率いる1万3000の兵を後金(満州)へ出征させたが、この時より各地の武官へ流行したという。その後1627年、後金による侵攻(丁卯の役)では、全武官が着用するようになった。以後は19世紀末まで使用され続けた。 == 参考文献 ==
* 金英淑、孫敬子 『朝鮮王朝韓国服飾図録』 臨川書店、1984年。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戦笠」の詳細全文を読む
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