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戦術航法装置(せんじゅつこうほうそうち; )は電波航法の一つ。英語略称のTACANよりタカンとも呼ばれる。 == 概要 == 1955年にアメリカ軍で採用された方式である。超短波全方向式無線標識(VOR)/距離測定装置(DME)双方の方式を兼ね備えたようなものであり、極超短波(UHF)を用い、航空機からの方位/距離測定を同時に行う。 UHFの使用により、VORよりアンテナが小形化でき、移動式のものまたは艦船にも無線測位局を設置できる。 方位測定はパルス波によって行なう。15Hzの変調がかけられており、基準波との位相差により航空機からの方位が判明する。 距離測定は、質問波に応答することにより時間差測定で行われる。 方位測定機能は軍用に用いられているが、距離測定機能は民間でも使用され、VORと組み合わせてVORTACと呼ばれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戦術航法装置」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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