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防弾チョッキ2型(ぼうだんチョッキにがた)は、陸上自衛隊および航空自衛隊で採用されているボディアーマー。 戦闘防弾チョッキの後継となる装備であり、戦闘防弾チョッキ同様に迷彩服2型と同じ迷彩を採用している。装備年鑑では戦闘装着セットの欄に写真があるものの、名称に「戦闘」という言葉は付けられておらず、戦闘装着セットのような個人貸与品ではなく部隊での一括管理品(火器類の管理に準じており員数点検が行われている)として管理運用されている。 生産途中から「防弾チョッキ2型(改)」に改良され、2012年度予算からは防弾チョッキ3型に調達が移行した。 == 概要 == 自衛隊のイラク派遣が決定され、急きょ派遣部隊に装備する防弾チョッキが必要となったことから3か月という短期間で設計・配備されたのがこの「防弾チョッキ2型」である。4か月後にはクイックリリース機能を付与した「防弾チョッキ2型(改)」が開発された〔夕刊フジ 2013年3月12日 桜林美佐 ニッポンの防衛産業〕。 戦闘防弾チョッキとの最大の違いは、前後面にセラミックプレート(防弾チョッキ付加器材、対小銃弾用)を挿入することで、至近距離から発射された小銃弾の阻止が可能なことである。プレートを前後面に挿入した場合の重量は約12kg。なお、銃弾が命中した際の衝撃で内出血などの負傷をしないように、プレートを挿入する際には緩衝材(取り外しが可能)を取り付けることが求められている。 弾倉収納ポケットなどは縫い付けられていないが、全体にPALSと似た装具取り付け用のウェビングが縫い付けられている。このウェビングはPALSと縫い付け方法が異なっており、ウェビングと接続するストラップが付いた専用の装具だけでなく弾帯用のクリップ式装具も取り付けることが出来る。 肩の部分には戦闘防弾チョッキのものと似たアーマーが取り付けられているがこれは取り外し可能で、部隊によっては取り外したまま使用している。また、襟部分も取り外しが可能であるため88式鉄帽との干渉を避けるために外すことも可能である。背面上部にはドラッグハンドルが付いており、負傷などで行動不能になった際に他の隊員が牽引することが出来る。 生産は東洋紡と東レにより行われており、年間調達数は1万着前後〔防衛省装備施設本部公式サイト、中央調達に係わる契約情報より〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「防弾チョッキ2型」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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