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戸切地陣屋[へきりちじんや]
戸切地陣屋(へきりちじんや)は、北海道北斗市にあった陣屋。この項目では戸切地陣屋跡史跡公園についても記載している。 == 歴史 == 江戸時代末期の箱館開港に伴い、江戸幕府の命により松前藩が蝦夷地防衛のため1855年(安政2年)に構築した日本国内初の洋式城塞。松前藩士藤原主馬の設計によって縄張りされた。四稜郭で6基の砲座が添えられる構造となっており、郭内には17棟の建物跡があって120~160名の松前藩士らが生活していたと考えられている。1868年(明治元年)からの箱館戦争により旧幕府軍が進撃してきたため、守護隊自らが火を放って退却した。名称について穴平陣屋、松前陣屋、清川陣屋などと呼ばれていたが、1965年(昭和40年)に国の「史跡」指定となった後は「松前藩戸切地陣屋跡」としている。 北海道道96号上磯峠下線から陣屋跡へ続く800mの桜のトンネルは、日露戦争勝利を祈念して函館の呉服商である岩船峯次郎が表御門跡から陣屋登り口までの一本道に桜の木を植栽した。ソメイヨシノを中心にエゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)、ヤエザクラ、珍しいジュウガツザクラ、ギョイコウもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戸切地陣屋」の詳細全文を読む
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