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戸台発電所 : ウィキペディア日本語版
戸台発電所[とだいはつでんしょ]

戸台発電所(とだいはつでんしょ)は、長野県伊那市にある発電所中部電力水力発電所で、一級河川天竜川水系小黒川より取水し、最大470キロワット電力を発生する。
== 設備 ==
長野県伊那市長谷赤石山脈(南アルプス)・入笠山を水源とする小黒川の川筋に建設された水力発電所で、発電型式は水路式、発電方式は流れ込み式である〔『河川大事典』216ページ。〕〔「水力発電所データベース 戸台 」より(2008年3月31日入力、2015年7月30日閲覧)。〕。一級河川・天竜川水系小黒川に高さ4.55メートル、長さ25.12メートルの鉄筋コンクリート製による取水を建設し、最大0.7立方メートルを取水(取水位標高1,087.27メートル、流域面積36.7平方キロメートル)〔。沈砂池・導水路(1,439.7メートル)・水槽・水圧鉄管(134.95メートル)を経て、発電所建屋へと送水される〔。発電所建屋は小黒川が戸台川に合流する地点のすぐ上流に位置する〔「地理院地図(電子国土Web) 」より(2015年7月30日閲覧)。〕。鉄筋コンクリート製建屋の地上式で、横軸フランシス水車同期発電機による水車発電機を1台設置〔。有効落差85.5メートルを得て、最大470キロワット、常時260キロワットの電力を発生する〔。発電に使用した水は放水路(11.3メートル)を通じて下流に放水される(放水位標高998.80メートル)〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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