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戸塚 たくす(とつか たくす、1987年8月29日 -2014年10月7日 )は日本の漫画家、漫画原作者。愛知県出身。 自身のサイトで連載していたWeb漫画『オーシャンまなぶ』が評価されてスカウトを受け、裏サンデー(小学館)にて『ゼクレアトル~神マンガ戦記~』の漫画原作者としてデビュー。2013年1月からは、月刊ヤングマガジン(講談社)にて作画:咲良宗一郎のリメイク版『オーシャンまなぶ』も並行連載した。 == 経歴 == 高校(愛知県立刈谷高等学校)3年生であった2005年から、自身のサイトでWeb漫画『オーシャンまなぶ』を連載開始。2006年4月、名古屋大学 工学部 化学・生物工学科に入学。当時たくすは学生ブログランキングの上位ランカーであり、元々は『オーシャンまなぶ』も、そのランキング順位を上げる為のブログ内コンテンツとして始められた。それが、2ちゃんねる系まとめサイトの効果もあって『オーシャンまなぶ』の読者が急増してゆき、やがて更新がブログ中心から『オーシャンまなぶ』中心へと変わっていった。 名古屋大学卒業後、2010年4月、同大学院の工学研究科 分子化学工学分野へ進学。エネルギー生産プロセスの最適化等について研究を行った。院1年生のときに、プロ漫画家になる為の“ラストチャンス”として出版社への持ち込みを考えるが、持ち込み用の読み切りがどうしても上手く描けず、プロ漫画家の夢を一度断念したと言う〔。しかし、2011年の夏頃、WEBで話題の『オーシャンまなぶ』に目をとめた複数の大手出版社からスカウトを受け、裏サンデー(小学館)にて『ゼクレアトル~神マンガ戦記~』を、月刊ヤングマガジン(講談社)にてリメイク版『オーシャンまなぶ』を、共に漫画原作者として連載することが決まった。 2012年4月、スカウトされる以前に内定を得ていた株式会社DeNAに入社。同月18日、裏サンデーの配信開始に合わせ、その初陣として作画:阿久井真で『ゼクレアトル~神マンガ戦記~』の連載をスタートした。コミック配信サイトである裏サンデーの創設に際し、たくすは自身のサイトで人気を博した知見から様々な助言を与え、多くの寄与をした。例えば、2015年4月現在、裏サンデーには読者からの投票数に応じた人気ランキングが設置されているが、これもたくすが提案したものである〔。 『ゼクレアトル~神マンガ戦記~』は、漫画内でその漫画について批評したりするメタ構造が話題を呼び、朝日新聞社の書評で「マニア心をくすぐる」「次巻が気になる野心的作品」と評され、GLAYのHISASHIや岡田斗司夫等の著名人からも高く評価された。2012年9月、漫画稼業に専念する為株式会社DeNAを退社。これまで着実に歩んできた出世コースから離れ、自ら退路を切ったと言え、単行本刊行時には「気づけば失うモノが特に何も無くなって捨て身で攻めるしかない」と胸中を明かした。 2013年1月、「圧倒的人気Web漫画が完全リメイク殴り込み!」のコピーの下、月刊ヤングマガジン(講談社)にて作画:咲良宗一郎で『オーシャンまなぶ』の連載も開始。 『ゼクレアトル~神マンガ戦記~』が佳境に入っていた同年5月29日、同作が突如たくすが描いたネーム連載に変わり、複数の2ちゃんねる系まとめサイトで取り上げられ波紋を呼んだ。このような、途中で作画家が降板し原作者のネーム連載に変更されることは、漫画史上例を見ない事態である。理由が長らく公表されず不明であったものの、2014年8月31日、ブログ上で「所定話数で完結させると作品の質が損なわれてしまう為、質を最重視し、ネーム連載によって作画コストを削り話数を引き上げることを選んだ」旨を明かした。 しかし、『ゼクレアトル~神マンガ戦記~』は200ページあまりが単行本未収録。商業リメイク版『オーシャンまなぶ』は1冊も出ず、10話で誌上から消えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戸塚たくす」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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