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戸山流[とやまりゅう] 戸山流(とやまりゅう)は、大正から昭和初期にかけて陸軍戸山学校で制定された軍刀操法を、太平洋戦争後に居合道の流派としたもの。 == 歴史 ==
=== 制定の経緯 === 大日本帝国陸軍における歩兵戦技の研究と教官養成を行う陸軍戸山学校において、日本古来の剣術をもとに1894年(明治27年)に片手軍刀術を、1915年(大正4年)には両手軍刀術を制定した。 抜刀後の攻防の実技は軍刀術(両手軍刀術・片手軍刀術)で訓練していたが、抜刀や納刀などの軍刀の取り扱いに習熟した者は少なかった。中山博道は後年、「当時軍人華やかな時代で、私も種々な関係で陸海軍に出入りして指導していたが、将校連が軍刀をさげはいていても、このものの取り扱いが満足にできる者は殆どいなかった。例えば抜いてからサテ納めるとなると、不手際な動作が目に余って、まことに気の毒な位であった」と述懐している〔堂本昭彦編著『新装版 中山博道 剣道口述集』P.132、スキージャーナル 〕。このような状況から、短期速成的に軍刀の基礎的操法を習得できるように制定されることとなった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戸山流」の詳細全文を読む
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