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戸籍統一文字[こせきとういつもじ] 戸籍統一文字(こせきとういつもじ)とは、日本の戸籍システムにおいて戸籍に記載できる文字、すなわち戸籍システムが取り扱う必要がある文字のことであり、戸籍統一文字番号とは、戸籍統一文字に付された番号のことである。 == 概要 == 戸籍統一文字とは、法務省が戸籍のオンライン手続に使用することを目的として異なるコンピューター間での正確な文字伝達・交換を実現するために、戸籍に使うことができるとされている文字、すなわち戸籍事務で取り扱う必要のある文字すべてに戸籍統一文字番号、字形情報、読み、画数、部首などの属性情報が付与したものである。戸籍統一文字番号(または戸籍統一番号)とは、すべての戸籍統一文字を部首別画数順に整列し、それぞれに数字6桁で「000010」から10ずつの繰り上がりで番号を付番した6桁の番号のことである。 どのような文字が戸籍統一文字に含まれており、どのような戸籍統一文字番号を持っているかは法務省の公式サイトで調べることが出来る〔法務省 戸籍統一文字情報 〕ほか、戸籍統一文字番号を記載した書物もいくつか出版されている〔日本加除出版編集部編「最新 子の名に使える漢字字典」(日本加除出版、2004年11月)ISBN 4-8178-1291-5 〕〔日本加除出版編集部編「人名用漢字の変遷 ― 子の名に使える漢字の全履歴」(日本加除出版、2007年10月)ISBN 978-4-8178-1338-1 〕。 住民基本台帳ネットワークシステムで使用される文字についてもこの「戸籍統一文字」と同様に総務省が選定した住民基本台帳ネットワーク統一文字及びそれに付された統一文字コードという番号が存在するが、戸籍統一文字が5万6040字(漢字5万5267字のほか変体仮名、平仮名、片仮名、括弧類、ラテン文字、ギリシア文字、キリル文字、アラビア数字など非漢字773字〔長村玄「戸籍統一文字」『外字管理と文字同定 合理的な外字作成のために』日本加除出版、2009年12月。pp.. 187-188。 ISBN 978-4-8178-3848-3 〕)あるのに対して住民基本台帳ネットワーク統一文字は約2万字(住基ネット統一文字コードの文字数については2万1千字とするもの〔「コラム6 住基ネットと文字コード」「インターフェース」28巻12号(通号306号)、CQ出版社、2002年12月、p. 73。 〕や19,435字〔長村玄「住基統一文字」『外字管理と文字同定 合理的な外字作成のために』日本加除出版、2009年12月。p. 187。 ISBN 978-4-8178-3848-3 〕とするものなどがある。)と全体数が大きく異なっており、戸籍統一文字との互換性はなく、例えば戸籍統一文字で別番号が振られている字体が住民基本台帳ネットワーク統一文字では一つしか無かったり、逆に住民基本台帳ネットワーク統一文字では別番号が振られている文字が戸籍統一文字では無いなど統一されていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戸籍統一文字」の詳細全文を読む
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