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扇面古写経 : ウィキペディア日本語版
扇面法華経冊子[せんめんほけきょうさっし]

扇面法華経冊子(せんめんほけきょうさっし)または扇面古写経(せんめんこしゃきょう)は、大阪市・四天王寺に伝来した装飾経の遺品。扇形に切った料紙扇面)にを描いて2つに折り、折り目で貼り合わせて冊子とし、そこに法華経・無量義経・観普賢経の経典の経文を書写したものである。
== 概説 ==

平安時代とくに院政期に流行した装飾経の遺品のひとつであり、扇形の料紙を使用し、濃彩の下絵を用いる点は他に類をみない〔金原省吾『日本美術論』、晃文社、1939年、P62〕。成立は12世紀中葉と考えられる。下絵の題材は、貴族庶民の生活などから採られ、大和絵の手法で描かれている。美術品としての価値が高く、当時愛玩された紙扇の絵の様式を伝える唯一の遺品でもある。書風は和様で数人の手になるものとみられ、書跡資料としても貴重である。風俗画としては、絵巻物とならび、きわめて貴重な情報が織り込まれた重要な図像資料でもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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