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手の陽明大腸経 : ウィキペディア日本語版
手の陽明大腸経[てのようめいだいちょうけい]
手の陽明大腸経(てのようめいだいちょうけい、中国語 手陽明大腸經:The Large Intestine Meridian of Hand-Yangmingもしくは''Shou Yangming Dachangjing'')とは大腸経に属する手を流れる陽経の経絡である。大腸は共に中国の五行(木、火、土、金、水)でいうと金に属するため密接な関係を持つ。また、流注によると大腸はもとより、歯のまわりを取り囲んでいるため歯痛にこの大腸経の経穴を使うこともある。大腸経の募穴天枢穴足の陽明胃経)。
国際表記はLIと表記する。

==流注(経絡の流れの道筋)==
示指末端(商陽穴)に起こり、示指の橈側白肉際(肌目の際)を循り、第1中手骨と第2中手骨の間(合谷穴)に出て、橈側に沿って上り、肘窩横紋(肘の皺)の外端(曲池穴)に入る。上腕の外側を上行して、肩峰突起(肩の端にある盛り上がったところ)の外端の肩髃穴に至り、巨骨穴を過ぎ、大椎穴(督脈)に至って諸経と会する。大椎穴より下って鎖骨上窩(缺盆穴:足の陽明胃経)を経て肺を絡い、下って膈を貫き大腸に属する。
その支なるものは鎖骨上窩(缺盆穴)より別れて頸部(首)に上り、頬を貫いて下歯中に入り、還り出て左右に別れて口を挟み、鼻下の人中に交わり、左は右に、右は左に行き、すなわち左右交叉して、鼻孔を挟んで鼻翼両側(迎香穴)に終わる。ついで足の陽明胃経に連なる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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