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手刀[しゅとう, てがたな]
手刀(しゅとう、てがたな)は、日本の儀礼のひとつである。 大相撲で勝った力士が懸賞を受け取るときに手でおこなう所作もこれに含まれる。 == 儀礼としての手刀 == 日本では、人の前を横切る時、または雑踏に分け入っていく際などに、縦にした片手を体からやや離した位置で小さく数回上下させることがある。これが「手刀を切る」と呼ばれる仕草である。これは東アジアでは日本特有のもので、特に人混みへ入っていく場合には、手刀をやりつつやや腰をやや屈め気味にしながら「すみません」「前を通ります」などの言葉を添えて通る場合が多い。〔しかし欧米人の前でこれをやると「なんだこいつは!」となる。(小坂貴志『異文化コミュニケーションのA to Z』 研究社 2007年 ISBN 9784327421700)〕 手刀は元々、相手に掌を開いてみせることで、自分が武器を持っていないと表しつつ、自分が通ろうとしている道をも示すと言う意味を持っていたとされる。また、腰を低めにすることや言葉を言い添えるのも、謙虚さの体現と言える。 近年は衰退気味の習慣だが、今も中高年層を中心になされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「手刀」の詳細全文を読む
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