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手取川流域の珪化木産地 : ウィキペディア日本語版
手取川流域の珪化木産地[てどりがわりゅういきのけいかぼくさんち]

手取川流域の珪化木産地(てどりがわりゅういきのけいかぼくさんち)とは、石川県白山市白峰地区(旧白峰村)にある国指定の天然記念物である。県指定の天然記念物「桑島化石壁産出化石」はその一部。
== 概要と歴史 ==
中生代ジュラ紀白亜紀の代表的な地層である。化石壁周辺は、江戸時代から地域住民には「木の葉の模様のついた石」や「爪の形の模様のついた石」が落ちているとして知られていた。子どもたちは木の葉石を拾ったり、爪石に自分の爪を当てて合わせたりして遊んでいた。
1874年にドイツ人学者のヨハネス・ユストゥス・ラインがこの地で十数個の植物化石を拾い、それがジュラ紀中期ごろのものと判明、ナウマンの弟子小藤文次郎手取川流域の地質調査を行い、1880年に報告書が発表された。これは日本初の日本語で書かれた地質調査の報告書である。
1889年~94年に横山又二郎による調査が行われ、横山は手取川流域を含む加賀・越前の中生層を「手取統(てどりとう)」と命名した。
1957年、日本最古の珪化木産地として、国の天然記念物の指定を受ける。
1986年、当時日本最古と言われた恐竜メガロサウルス科の近縁種)のの化石が発見された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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