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手彫切手 : ウィキペディア日本語版
手彫切手[てぼりきって]

手彫切手(てぼりきって)は手彫りの版を用いて印刷した切手
かつては高度な技術を持った職人が製作していた。全く同じ版を作る事は困難で、ある程度は偽造防止にも役立った。収集家の間では珍重される。
当初、1シートにつき40面のの図柄でこげ茶色の四十八文、青色の百文、朱色の二百文、青緑色の五百文切手の4種類が作られた。版の製作は京都松田玄々堂の松田敦朝(緑山)が担当した。明治5年に貨幣制度改正に伴って、半銭・壱銭・弐銭・五銭の切手になった。明治7年には龍の手彫りから桜の手彫りに変わった。1871年(明治4年)3月1日発行の竜四十八文から1920年(大正9年)3月19日発行の桜5銭までの45種類の切手が発行された。
後に海外からの印刷技術の導入により廃れたが、手彫りの版自体は存続し、現在でも一部の切手に手彫りの版が重ねられる例もある。
== 関連項目 ==

*竜切手


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「手彫切手」の詳細全文を読む



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