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手押しポンプ[ておしぽんぷ] 手押しポンプ(ておしポンプ)は、手でハンドルを押し下げて水を吸い上げるポンプである。ごく普通に井戸で用いられるのが見かけられた。
==概要== シリンダー内をピストン、パケット、あるいは棒ピストンが上下に往復運動を行なって、あるいは隔壁に旋動を与えて、低所にある水を吸い上げるものである。 ハンドルを人力によって上下すると、シリンダー内のパケットに往復運動が与えられ、パケットが降下すると、水のたまりから立ち上がる吸い込み管の上端にある吸い込み弁が閉じてパケットの吐出弁が開く。 最初はパケットの上下運動で吸い込み管とシリンダー内の空気が排出され真空状態に近くなるから、水のたまりの水面に作用される大気圧によって水は吸い込み管内に上昇し、パケットがシリンダーの下端から上昇運動を行なうとき吸い込み弁が開き水はシリンダー内に入る。パケットがシリンダーの上端から下降運動を行う時には、吸い込み弁は閉じ吐出弁が開きシリンダー内の水は吐出弁の上に来るから、次の上昇運動のときパケットの上面の水は吐出口から吐出され、それとともに吸い込み弁は開き吸水が行なわれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「手押しポンプ」の詳細全文を読む
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