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手石海丘[ていしかいきゅう]
手石海丘(ていしかいきゅう)とは、静岡県伊東市沖合に位置する海底火山。1989年の海底噴火により形成された。伊豆東部火山群の北部を占める。水面から立ち上る噴煙や噴出物の様子は、海岸線から直接テレビカメラで撮影できたこともあり、火山噴火の様子を確認できる貴重な映像資料となっている。 == 概要 == 1989年6月に伊東市沖では群発地震を観測。7月9日にはM5.5の地震を観測するに至った。この頃には、伊東市周辺の井戸の水位や温泉の湧出量、地表面の変位が観測されている。7月11日からは火山性微動が観測され、気象庁は噴火の危険性が高いと発表、伊東市内には伊豆東部火山群が広範囲に分布しているので、どこで噴火がおきてもおかしくないと報道され、伊東市民がパニック状態に陥る中、7月13日18時33分に海底噴火が発生、翌月末まで活動を続けた。その後、水面下81mの海底で火口の直径200mの火山が形成されていることが確認された。噴火のメカニズムは周囲の火山同様、海底堆積層への玄武岩質マグマの貫入によるマグマ水蒸気爆発と考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「手石海丘」の詳細全文を読む
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