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手稲山口バッタ塚[ていねやまぐちばったづか]
手稲山口バッタ塚(ていねやまぐちバッタづか)は、北海道札幌市手稲区手稲山口にある塚である。札幌市指定史跡。 == 概要 == 北海道開拓使時代に、十勝地方でバッタが大発生し、各地で蝗害をもたらしていた。バッタは札幌にも飛来し、その後毎年のように大発生し農作物は食べ尽されていった。人々はバッタを減らすために、幼虫を追い込んで穴に埋めたり、鋤でつぶしたり、野焼きをするなどした。雨が降れば卵が溺れ死ぬという事で、雨乞いのために大砲まで撃ったとも言われている。その後、明治政府は被災者の救済も兼ねて市中から卵を買い集め、砂地だったこの地に埋めて、バッタを減らそうとした。蝗害の根絶を願ってそこに建てられたものがバッタ塚である。 バッタ塚は十勝地方などにも多く見られ、札幌市内にもいくつか存在したが、現存するのは手稲山口バッタ塚のみである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「手稲山口バッタ塚」の詳細全文を読む
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