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バットレスダム
バットレスダムはダムの型式のうち、水圧を受けるコンクリートの止水壁を鉄筋コンクリートの扶壁(ふへき=バットレス)で支える方式のダム。扶壁式ダムとも言われる。 ==概要== 複数の扶壁を連ね、上流面の遮水壁を扶壁が支えることによって水圧に耐えるという構造を有する。扶壁は河床に垂直に立てる他、垂直扶壁を支えるための扶壁を水平に設置する。従って格子状の外観となる。海外ではアーチ型の扶壁を幾重にも重ねる型式のバットレスダムもあり、その意味ではマルチプルアーチダムにも類似する。堤体中央部に洪水吐を設けることは安定性の上で不可能なため、山腹を削って脇から洪水吐を建設し、貯水した湖水を放流する。その意味ではロックフィルダムとも相似する。なお、明治時代に苫小牧のパルプ工場に電力を供給するために王子製紙株式会社が千歳川に建設した千歳第1ダムは、小堰堤でありながら重力式コンクリートダムの特徴を兼備しており「重力式バットレスダム」とも言われる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バットレスダム」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Buttress dam 」があります。
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