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抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 : ウィキペディア日本語版 | 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群[こうりにょうほるもんふてきごうぶんぴつしょうこうぐん]
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(こうりにょうほるもんふてきごうぶんぴつしょうこうぐん、英:Syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone:以下、アクロニムを用いてSIADHと記載)とは、尿量を減少させる作用を持つホルモンであるバソプレッシンが血漿浸透圧に対して不適切に分泌、または作用することによって起こる症候群。 == バソプレッシンについて == バソプレッシンは、下垂体後葉から分泌されるペプチドホルモンである。バソプレッシンは血管を収縮させて血圧を上昇させる作用のほかに、腎臓での水再吸収を促進させることにより尿量を減少させる作用を持つ。バソプレッシンはこの二つの作用により循環血液量と血圧の維持を行っている。後者の作用のため、バソプレッシンは抗利尿ホルモン(英:Antidiuretic hormone:ADH)という別名を持つ。 ADHの分泌は血漿浸透圧の上昇(すなわち、水分の減少=循環血液量の減少)および血圧の低下により促進され、その逆では抑制される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「抗利尿ホルモン不適合分泌症候群」の詳細全文を読む
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