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抱き合わせ商法(だきあわせしょうほう)とは、本来の商品・サービス(主たる「人気商品」)とは別の商品・サービス(従たる「不人気の商品」)をセットで販売する方法・手法の総称である。抱き合わせ販売(だきあわせはんばい)ともいう。 ==概要== 大抵の場合は、多くの人が入手したいと考えるような購買率の高さが期待できる「人気商品」と、人気がなく売れ行きが芳しくない「不人気商品」をセットにして販売する例を指す。 「不人気商品」と入手しにくい「人気商品」を組み合わせて販売に及んだ場合、消費者が後者の「人気商品」を手に入れるためには、前者の「不人気商品」も同時に購入しなければならない。この場合、販売者にとっては「不人気商品」の購買率が高められることが期待できるが、消費者にとっては廉価で良質な商品を選ぶ環境でなくなってしまう。 「主たる商品」の販売に併せて「従たる商品」の購入を強制することは、自由かつ公正な競争を不当に妨害する側面も併せ持つ。 抱き合わせ商法は「従たる不人気商品」のシェアを高める(販売数を稼ぐ)ために利用され、この場合、「主たる人気商品」のシェアを占める企業が「従たる不人気商品」の市場での競争業者を排除する手段となる。 日本においては、このような販売方法は不公正な取引方法の一般指定(10項)により指定されており、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)第19条違反となる。 不当な抱き合わせ販売とならない場合として、2つの商品が密接にかかわっている場合(例 - レンタカーと保険〔抱き合わせ販売と独禁法 - J-Net21〕)、個別に購入できる選択肢が残されている場合などがあげられる。しかし、インクジェットプリンターとインクカートリッジなど、関係が密接であっても、当該消耗品市場における参入を阻害する恐れがある場合は、不当な抱き合わせ販売に当たりうる〔印刷機器のインクボトルへのICチップの搭載 - 公正取引委員会:独占禁止法に関する相談事例集,平成16年度・事例8〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「抱き合わせ商法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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