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前田 真三(まえだ しんぞう、1922年6月3日 - 1998年11月21日)は、日本の風景写真家である。 上高地や奥三河など、日本各地の風景を撮影するが、中でも北海道上川郡美瑛町を中心にした丘の風景の作品で知られ、同町に自身の作品を展示する写真ギャラリー「拓真館(たくしんかん)」を設立した。本項では、美瑛での写真活動を中心に述べる。 ==経歴== *1922年 6月3日、東京府南多摩郡恩方村(現東京都八王子市下恩方町)に生まれる。 *1935年 東京府立織染学校色染科(東京都立八王子工業高等学校、現東京都立八王子桑志高等学校)に入学。 *1941年 拓殖大学開拓科入学。 *1943年 太平洋戦争により、館山海軍砲術学校に入隊。 *1945年 スマトラ島にて終戦を迎える。 *1948年 日綿実業(現双日株式会社)に入社。 *1965年 日綿実業を退社。 *1967年 株式会社丹渓を設立し、写真活動を開始する。 *1971年 鹿児島県から北海道への日本列島縦断撮影旅行を敢行。その折の7月12日に、北海道美瑛の丘の風景と出合い、以来、同地に足繁く通うようになる。 *1974年 初めての写真集『ふるさとの四季』を刊行。 *1977年 7月20日、美瑛町にて、後に『麦秋鮮烈』という題で発表される写真を撮影する。 *1982年 上高地を撮影。 *1984年 日本写真協会年度賞を受賞。写真集『上高地』を刊行。 *1985年 写真集『奥三河』が毎日出版文化賞特別賞を受賞。 *1987年 7月10日、北海道美瑛町に、写真ギャラリー「拓真館」を開設。作品を展示すると共に、撮影拠点とする。 *1991年 写真集『塔のある丘』を刊行。美瑛町立美馬牛小学校の校舎にある塔を題材とする。 *1996年 勲四等瑞宝章受章。 *1998年 11月21日、心不全により死去。享年76。美瑛町特別功労者章受章。 *1999年 日本写真協会賞文化振興賞を拓真館と共に受賞。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「前田真三」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shinzo Maeda 」があります。 スポンサード リンク
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