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指詰め[ゆびつめ]
指詰め(ゆびつめ)とは、指を刃物で自発的に切断する行為である。近代から現代では主に暴力団に見られる慣習であり、反省、抗議、謝罪などの意思表示として用いられ、断指、エンコ詰めともいう。主に関西地域では「ドア等に指を挟んでしまう」ことを「指を詰める」と言う場合もある。 ==概要== 切断する指は主に小指や薬指が選ばれる。切断する前に指はあらかじめ氷水などで冷やし、感覚を失わせておく。切断時はまな板等に手の平を表にして載せ、一関節分を刃物で一気に切断する。文房具の裁断機を利用することも可能である。 暴力団からの離脱や社会復帰を困難なものにする行為であるため、暴力団対策法第20、21条では指定暴力団員が他の組員に指詰めを強要等をすることを禁止している〔暴力団対策法では「指詰め」を「暴力団員が、その所属する暴力団の統制に反する行為をしたことに対する謝罪又はその所属する暴力団からの脱退が容認されることの代償としてその他これらに類する趣旨で、その手指の全部又は一部を自ら切り落とすこと」と定義している。〕。公安委員会は指詰めを強要する指定暴力団員に対して中止命令措置等を発することができ、その中止命令措置等に反した指定暴力団員は1年以下の懲役又は50万円以下の罰金の刑事罰が規定されている。過去に配下の組員に指詰めを強要した事件では傷害罪や強要罪の容疑で暴力団幹部が逮捕された例がある〔西日本新聞 2003年5月21日〕〔組員に「指詰め」強要、容疑の組長ら逮捕 大阪 産経新聞 2013年2月5日〕。 社会復帰の際の対策として、指にキャップをかぶせたり、精巧な人工の擬似指をつける他、近年では足指を移植する手術を行うことがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「指詰め」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Yubitsume 」があります。
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