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捉え方・解釈 : ウィキペディア日本語版
捉え方・解釈[とらえかたかいしゃく]

捉え方・解釈()は認知文法認知言語学の用語。
言語表現の意味というのは、ただ単にその意味が包含する概念的内容を指すのではない。それと同様に重要なのは、概念的内容をいかに能動的に解釈するかである。我々人間のそうした概念内容に対する能動的な心的能力を「捉え・解釈(Construal)」と呼ぶ。例えば、「斜辺」という概念は、「直角三角形」という概念を想起することなしにその意味を捉えることは不可能である。しかし直角三角形を思い浮かべただけでも不十分である。そこから能動的にある一辺を取り出し、際だたせる能動的な働きをなくしてはこの概念は成立し得ない。この後者の作用がここでいう「捉える」こと、「解釈」である。
なお、以上のLangacker認知文法における「言語表現の意味」の構造に関する扱いは認知文法の3.3節「言語表現の意味」参照。以下の記述は記していない限りLangacker認知文法の枠組み(Langacker 1987, 1990, 2008)に沿って説明を行う。
== 特定性(Specificity)・スキーマ性(Schematicity)==
我々が客観的な世界から意味を解釈するときにまず問題となるのが、いかに具体的にその状況を述べるか、という特定性の問題である。ある川の水量を述べるときに、「多い」と言うことも可能であろうし、もっと具体的に「1mある」と言うことも、「1m15cmある」と言うことも可能である。
特定性の反対は抽象性・スキーマ性(Schematicity)である。「1m15cm」と表現することは、「多い」よりもスキーマ性が高い、と述べることができる。
我々は、このより高いスキーマ性でもってものを捉えることができる能力(スキーマ化)によって、さまざまな言語表現を可能にし、さまざまな言語能力が駆動可能になっていると認知文法では考えられている。(認知文法の3.2「語彙文法の規定」を参照)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「捉え方・解釈」の詳細全文を読む



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