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捨て石 : ウィキペディア日本語版
捨て石[すていし]
捨て石
#の状態や用途で、次のものをいう。
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*道端や山野に転がっている石。
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*日本庭園で、おもむきを出すために置かれる石。
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*堤防や橋脚の工事で、水の勢いを弱めるために水中に投入する石。
#
*鉱山や炭鉱で、採掘などの際に捨てられる無価値な石。ずり。ぼた。廃石。
#囲碁用語のひとつ。本項で解説する。
#上記の囲碁用語から転じて、今は無駄なように見える、将来の利益を期待して行う投資や行為のこと。
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囲碁において捨て石(すていし、捨石)とは、意図的に相手に取らせることで利益を得るために打たれる石のことである。
序盤からヨセの段階まで、ゲームの進行の各段階においてしばしば用いられる手筋であり手段である。
== 定石における捨て石 ==

図の左上は、ツケギリ定石の進行例である。黒は2子を捨て石にすることで、白を凝り形にしている。黒は9といったん下がって捨て石を増やし、手数が延びたのを利用して11のアテ、13のオサエ、15のアテまでを先手で決めることができる。「二子にして捨てよ」という格言はこうしたケースを指す。
右上もほぼ同様で、隅の黒5・7を捨て石に外勢を固める定石。
右下はハメ手の一種で、黒1以下と打ち込んだ石を捨て石に、外回りを塗り固める手段。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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