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捨身ヶ嶽禅定 : ウィキペディア日本語版
出釈迦寺[しゅっしゃかじ]

出釈迦寺(しゅっしゃかじ)は、香川県善通寺市にある真言宗御室派寺院四国八十八箇所霊場の第七十三番札所。我拝師山 求聞持院 出釈迦寺と号する。本尊釈迦如来
本尊真言:のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
ご詠歌:迷ひぬる 六道衆生 救はんと 尊き山に いづる釈迦寺
== 歴史 ==
寺伝によれば、空海(弘法大師)が7歳の時に倭斬濃山(わしのやま)(現、我拝師山)に登り、「仏門に入って多く人と衆生を救いたいのです。私の願いが叶うなら釈迦如来様、お姿を現して下さい。もし、願いが叶わないのなら私の命を仏に供養します」と願い、山の断崖から谷へと飛び降りた。すると、落下する空海の前に釈迦如来と天女が現れて抱きとめ、「一生成仏」と宣し、彼の願いが成就された。感激した空海は、釈迦如来が現われた山を「我拝師山」名づけ、その山に出釈迦寺を建立し、釈迦如来の尊像を刻んで本尊としたという。
現在の当寺の奥之院である山上のお寺は、曼陀羅寺の奥之院〔1689年刊行の寂本の四国遍礼霊場記に「この寺は曼陀羅寺の奥院となん」とある〕であったが、1600年代半ばに我拝師山の麓に寺が建立され〔同書に「むかしより堂もなかりきを・・ちかき・・麓に寺を建立せりとなり・・」とある〕。山上が札所であるが麓の寺でも納経するようになっていた〔1687年出版の真念の四国遍路指南に「札打所・・山上に有り・・近年ふもとに・・寺をたつここにて札をおさむ」とある〕。しかし、1920年大正9年)に札所は麓の寺に移された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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